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管釣り仕掛け編 「錘(オモリ)とマーカー」

仕掛け編もだいぶ纏まってきました。今回は錘とマーカーの目安を解説します。


……の前にまず今回の仕掛について補足させてください。


釣りのすべての仕掛けには「推奨環境」があります。

1個のしかけですべてをまかなう事はできないんですね。


今回の場合ですと、実績ベースで言うと「渓流型の管理釣り場」(川の流れを石などで仕切って小さな池を沢山作っているような場所が好ましい)で使って欲しいです。仕掛けの構造は勿論、ロッドとラインの長さが、渓流向きにさせているのです。最悪でも小さなポンド(池)型の管理釣り場を目安に使用してください。


ポンド型の釣り場では、周囲ほぼすべての沿岸から釣りをされるため、魚はどんどん池の中央にたまって行く傾向があります。こ れが今回の仕掛けにとって致命的ともいえる話で、350cm程度の長さのラインでは池の中央まで距離を出しつつ、タナも取る事ができないのです。かといっ て竿を大きくして長さを十分にして仕掛けを作ると(これで対応できるっちゃできますが)初心者はアタリ取りなどの竿の取り回しの部分でかなり苦戦すると思 います。


なので「初めて釣りをするんです」という方は、釣果を出すためにも必ず推奨環境でご使用いただければ幸いです。その代わり、渓流型の管理釣り場ならば対岸付近以外のほとんどすべてのゾーンを狙えるうえ、仕掛けが軽いので感度も高く、多少魚がスレていても釣果を期待できると思います。キャンプができるような山間部の釣り場は渓流型が多いので「それじゃあ使えなくて困る」という事はそんなに無いと思います。


さて、そんな中で錘(おもり)の話ですが難しい。
明確に「これにしてください」とは言えないんですね。


なぜかと言うと、特に渓流型の管理釣り場では外部要素の影響が大きすぎるからです。
たとえば「前日に雨が降って水かさが増した。流れも速くなった」とかですね。

こればかりは河の流れを見てからでないとどうしようもありません。


そんな中でひとつオススメを出すとすれば、「オモリをつけた時に、竿先が曲がらない程度になるべく重めもの」です。


竿先がしなってしまうほど重いと、アタリを取るのが非常に困難になります。
かといって逆にオモリが軽(小さ)すぎると水流に負けてしまい、エサが沈まずタナが正しく取れません。


上記の条件を満たしていれば多少の流れならばカバーできます。
大きさもそこまで目立ってしまう事は無いでしょう。


オモリはいくつか種類があるので補足すると、おもに推奨するオモリの種類はさまざまです。。
板オモリ、カミツブシ、ガン玉、中通しオモリ、タナゴオモリなどなど。ただ、基本的にカミツブシかガン玉で問題ないと思います。

▼ガン玉、カミツブシ
割れ目にラインを挟み込んで使います。挟み込むタイプなので細かい調整が出来ます。

▼板オモリ
鉛を薄い板状にしたオモリです。好みの大きさに切ってラインに巻き付けて使います。自分の好きな大きさに調整できるので、淡水釣りでも好んで使われます(ただ、なぜか私はあまり使わなかったり)。


位置ですがオモリは道糸側のチチワの結び目から0cm~5cmくらいに付けておけばとりあえず大丈夫です。
僕は良く結び目を隠すように道糸側のチチワ結びのほんの少し上につけていました。


次にマーカー(ウキ)ですが(ウキをつける場合はハリスを通す前にかならずゴム管を通してくださいね)……僕は、これ測ってつけたこと無いですね良く考えたら(苦笑)

えーと、基準は針先から100cmというところですね(ウキ下1mとも言います)。
※他にも竿先上部にラインを見失わないためのマーカーを1~2個付けておいてください。


渓流の深さにもよりますが、まあだいたい底まで2mくらいが普通だと思うので、これで概ね中層のタナを取れていると思います。一番下のマーカーがバッチリ水面に触れている(ウキが浮く)時、エサの位置が真ん中のタナになるわけですから、あとは魚の活性をみながらそこからマーカーの位置を上げたり下げたりしながらタナを調整すればいいわけですね。

※釣り方は別の機会に取り上げます。



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