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釣り場で魚が居るポイント

今回は魚がいるゾーンについて解説します。

渓流型の管理釣り場は段々畑のようになっていることが多く、図で書くと下記のような感じになっています。1つの区切りに1~3グループが竿を垂らすことが多く、まあざっくりこんな感じだと思います。人数だと片サイドで4~5人が限界かなあと。

それ以上の場合は隣の区画に移動したりという感じでしょうか。
両側から竿を垂らすこともありますが、それはそれで結構カオスで、GWの真っただ中とかに釣りにいくと1つのマス(区画)に10人くらい竿を垂らしていることも珍しい光景ではありません。

さて、では片面で自分が竿を垂れていたとして、私がパッとゾーンをS~Bで区分けすると以下のようなイメージになります。
1個ずつ解説していきます。

ゾーンS……難易度が高いが魚もいるゾーン
ゾーンA……難易度が比較的低く、しかも魚がいるゾーン
ゾーンB……難易度は低いが、魚があまりいないゾーン




■ゾーンA(1)

上流からの水が流れ落ちているゾーン。水流があり滝壺のようになっています。魚がいることが多いのですが、落とし込みのため水深が安定しません。
ここに魚がいても見えることは中々ありません。(逆に言うと、見えなくても魚がいることが多い)。ここにまずはエサをキャストすると組み立てやすいです。

はい。組み立てってなんだって話なのですが、エサ釣りでよくある勘違いに「投げ込んだらそれで終わり」みたいな人がいますが、こと渓流においては大きな間違いです

基本は「上流から下流に向けて」エサを流すことが理想で、ただし横に人がいる場合は果てしなく迷惑行為なので(笑)自分のできる範囲でやります。絵に女性の釣り人がいますが、私が彼女の立場ならゾーンA(1)におとしてゾーンA(2)に行ったところで一回竿をあげます。ただ、すぐに流すのではなくて、その間5分~10分はあると思います。流れに乗せるといっても比較的ゆーっくり流すわけですね。

■ゾーンA(2)
川の中に大きな岩がある場合、その岩場の影は格好の魚の隠れ家になっていることが多く、ここに竿を垂らすのも効果的です。ただし、隠れ家になるということは物理的に入り組んでいるということで、たとえば針が岩場に引っかかるなどして「根がかり」してしまうこともあるので、ここに直接投げ込むことはあまり初心者にはお勧めしません。


■ゾーンS(1)
他の人が(対岸を除いて)投げ込むことが非常に難しく、かつ女性の位置からだと狙えるので、この陰に潜んでいる魚を得るためにはかなり好条件に見えます。
しかし、水流が画像の左に流れているため、ゾーンA(2)よりも「根がかりする確率」が非常に高いため、初心者にはお勧めしません。

■ゾーンS(2)
いわゆる木陰的ポジションで、この突き出した茂みの下にキャストができれば、魚がいる可能性も高いため、リターンは大きいのですが、そもそもキャストに課題が残り、繁みそのものに糸が引っ掛かるなんてことは日常茶飯事。ゾーン的に非常においしく見えるのですが、ルアーとかだといつのまにかクリスマスツリーのごとく、キャスト失敗者のルアーの亡骸が木に沢山ひっかかっていた、なんてこともあり、初心者にはお勧めしません。

■ゾーンS(3)
落ち込みの落ちる側にも魚は(一応)いますが、ほかに比べてリスクもリターンもやや条件が下がります。自分が川下のポジションしか取れなかった場合はここを狙うのは「アリ」ですがあまり糸を垂らしていると次の落とし込みにエサごと持って行かれるなんてこともあるのでご注意ください。

■ゾーンB
普通に何も考えない場合や、放流(があるところは)の直後などならこのゾーンでも釣果を出すことは可能です。
しかし「良いゾーン」とは言えないので、なるべくほかのゾーンも使いながら竿を垂らすといいでしょう。


以上、ざっくりですが渓流管理釣りのゾーンについて解説をしました。
機会があれば今後は深度(水深・タナ)の解説を行います。

エサを何処に落とし、どの深さに落とすのか?
の両方が成立して初めて釣れるという事は覚えておいてください。

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