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魚を釣る「アワセ」の動作


アワセってなんですか?


アワセとは魚のアタリを感じたときに竿を引いて針を魚のアゴに掛ける行為を指します(フッキングともいいます)。初心者のアワセって意外に感覚が掴めていなくて


「だ、大根でも引っこ抜くの?(@_@;」


というくらい勢いよく引っ張っちゃって身切れさせ(イタタ)針をすっぽ抜けさせてしまう人もいますし。

「いや、そのアワセじゃ釣れないよ……」

というくらい小手先で竿立てて終了って人も多いです。


「魚のアタリとか言うのはわかるけどつれねーよ!!」


それはアワセが悪いんです。特に針掛かりをしてからのブレイク(針が外れて魚が逃げちゃうこと)は、アワセがキチンとできていなかった典型です。アタリを上手くあわせられることで釣果は当然のごとく伸びますので、まずはアワセを覚えましょう。


さて、アワセの動作ですが理想は針が飲まれてラインに「違和感を感じた瞬間」に合わせるのが当然ベストです。が、人間の反射神経の限界速度を持ってしてもその瞬間を捉えることは困難だそうです。

そこで、合理的なアワセを行うことで少しでもそのラグを埋めつつ、適切にフッキングさせようっていう話があるわけです。はい。


で、やり方を取り合えず記述するとコツは「わきをしめて肘をたたむ」事です。


要するに肩を使って大きく合わせたり、手首のスナップで竿を立てる動作は適していません。


そうですね。体育の授業でやって「小さく前へ習え」ってあるじゃないですか。
あの状態から肘をたたむと……完成!(ぉ)


竿をたらしている状態では別に脇も開けっ放しで何の問題もありません。手首も向こう側に倒れていることでしょう。で、アタリを感じたら瞬時に先の動作を行うと良い感じです。


引く際は斜め上(後ろ)に小さく引くイメージを持ってください。


違う言い方をすると竿をたらすときは時計で言う10時くらいにロッドを向けていたものを、合わせるときは1時くらいまで竿を立てるイメージです。ただし脇はしめて肘をたたむ動作だけで行うこと(手首の返しのみでやらないでください)。


なぜこれがいいのか? を実証するためには2人必要です。


一人に魚役をやってもらってください。仕掛けを用意して、手で針を持つのが一番です。
※針が刺さらないように両脇からつまんで持つか。針先に消しゴムなどを刺しておいてください。


で、もうひとりの人にまずは竿を大きくロッドを縦に引く動作をしてもらいましょう。
アクションの割りに引っ張られている感覚は皆無だと思います。


次に手首を返して竿を立ててもらってください。
これも無意味だと思います。


最後に上記に紹介した動作を「ゆっくり」してもらいましょう。(すばやくやると本気で刺さります)針が明らかにググッと引っ張られている感覚があればそれは「正しい動作」といえます。その「引かれている感覚」があって初めて針掛かりするんですね。

コツは斜め後ろ。動作を小さくです。


ポイントは肘の折りたたみ。脇は開けないこと。です。


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