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ニジマス釣りの第1キャストで確認するべき「チェックポイント」5点


釣り場につくと「早く釣りがしたい」と心が躍るのは釣り人の性(さが)です。
しかし、何も考えないでキャストをし続けていると漫然と時間が過ぎてしまいます。朝の良い時間帯に最初の一尾を狙うために下記の5点をしっかりチェックして、第1投を決めましょう。

仕掛けを早い段階で釣り場に合わせることは、そのまま1日の釣果につながります。

【1】ニジマス釣りをする時の「立ち位置」は適正か?

良く水際に立って釣りをしている人がいますが、実はあまりお勧めしません。

本格の渓流釣りでは(服装の話でした通り)「石化け」と言われる言葉があるくらい自然と同化することが大事です(だから服装も自然に合う色になっていくのですが)。
これはニジマスも同じです。隠れる場所のない管理釣り場では、少なくとも水際に立つのではなく少し離れた位置から釣りをすることをお勧めします(1mも離れていれば大丈夫です)。

良い足場を早めに確保しましょう。

※可能であれば、少し屈み気味にすると良いでしょう。子供が大騒ぎすると魚の警戒度が一気に上がってしまいますから(釣果が目的ならば)水遊びをしたり大声で騒ぐことは厳禁です。

【2】風向きを考えてキャストができそうか?

釣り場に立ったら、まずは風向きについて考えてみましょう。
狙ったポイントにキャストするために「風がややある」時は以下のことを考えます。

▼追い風の時(風上)
比較的結果が出しやすいです。風上からラインを風に乗せてあげればOK。ポイントよりやや下流に立つとよいでしょう。風で伸びた距離の分を相殺することができます。

▼向かい風の時(風下)
先ほどとは逆に、ポイントから少し上流寄りに立ちます。保険をかける意味で1~2m上流に落とすとなお良いでしょう。キャストするとラインは風に押し戻されてもどりますが、上流にいるのでポイントより下流になってしまうリスクが軽減されます。


【3】投じたライン(エサ)は川の流れに乗るか?(錘の重さは適正か?)

狙ったポイントにエサが正しく落ちても釣果に差がつく事があります。これは「運がどうの」と言うわけではありません。魚は敏感ですからポイントに落としたエサが「不自然な動きをしていないか?」をチェックする必要があります。

流れにキチンと乗っているかを確認する目安はライン(マーカー)の流れ方です。ラインの流れ方が川と一緒~速い場合、錘が軽すぎる可能性が高いです。逆に微動だにしなかったり、ずーっと重たい感触があるのは錘が「重すぎる」可能性があります。

渓流型の管理釣り場の場合、竿の動かし方は「ラインが、流れるエサをゆっくり追従する」感じが出せればベストです。適切な重さの錘がついている場合、ラインは川の流れに対して「ややゆっくり」流れていきます。それを追うと竿の動きは自然にゆっくりになります。

「川の流れよりやや遅い」ラインと竿の動きを目指してください。


【4】ポイントにエサを自然に誘導できるか?

川の流れに逆らってラインを引いたり、人為的に(ラインが足りないなどして)引っ張って流れにのせてポイントに誘導すると、ラインの軌道が流れに沿わずエサの動きがおかしくなります。そのため、ニジマスに「見切られる」可能性が高くなります。見切られてしまうとたとえベストポイントにエサが落ちていても魚は食いませんし、意図的に繰り返すことで逆に魚がポイントから逃げてしまうこともあります。

第1投で川の流れを見て、どこに落とすとポイントに流れやすいかを確認しましょう。


【5】エサはタナに沈んでいるか?
前日や当日の天気によって川の水かさは大きく変わります。

渓流型管理釣り場で、キャストが終わったにも関わらず水面にエサが流れているのが見えてしまう場合(エサが沈まない時)の原因は2パターンあります。

・エサが沈まない原因1 流れが急なポイントに投げている

その場合は、少し上流(1m~2m)上の流れが静かな所にわざと外してキャストして、まずエサを適正なタナに落とし込むことを優先させましょう。タナに落ち込んだエサは少しずつ流れに乗り、最後は狙っている「流れが急なポイント」にたどり着きます。

・エサが沈まない原因2 オモリが軽い

同じ釣り場でも前日や当日の天気によって川の流れや「水かさ」や「流れ」は日によってまちまちです。流れが早くてエサが沈んでいないと感じたら、オモリを多少重いものに付け替えましょう。

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