「ニジマス釣り」という言葉がよく出てくるシーズンは、ゴールデンウィークとお盆、それから秋頃のシルバーウィークの辺りですが、あまりキチンと「ハイシーズン」を理解している初心者は多くありません。そこで今回は「ニジマス釣りに適したシーズン」について記事を書きます。
まず、ニジマスが釣れるシーズンです。
筆者の体感と複数の書籍で確認しましたが、以下のような感じでした。
■最適なシーズン
あまり知られていませんが8月の「お盆」は(人間に「夏季休暇」はあれど)そこまで「ニジマスを釣る」のに適したシーズンでは無いんですね。どちらかというとゴールデンウィークやシルバーウィークなど春と秋にピークが来ますし、なんとあまりイメージが無いかもしれませんが冬でも釣れるのがニジマスの大きな特徴です(年末年始に大掃除をサボって釣りに行っていたバカがいうんですから間違いありません)。
要するに「管理釣り場」なら(営業していれば)年中釣れる訳です。
※むしろ夏より冬の方が釣れる訳です。
だから「季節的にも今シーズンは旬を過ぎたから……」という事はなく、はじめるなら「いまでしょ」という感じですし、趣味にしたら年中遊べるのは良いですね。
ちなみにエサの食いですが、水温が5℃~からよく釣れ、~15℃くらいまでがベストコンディションと言われています(この事を「活性が高くなる・良くなる」と言います)。一般的にニジマス釣り場は山場などで比較的涼しいことが多いので、上記のシーズンと比べてみても納得のいく結果だと思います。ただ「水温が上がればいい」というものでもなく、上がりすぎると逆に活性がさがるのでご注意ください(だから夏場が△なのですが)。真夏は実は1年を通しても結構釣るのが難しい時期です。
■最適な天気
ニジマス釣りに最適な天気についても触れておくと、これも経験則+書籍で裏付けを取りましたが、あまり天気が良すぎると実は釣れません。少しくらい曇りで気温が下がった方が(先ほどの水温の関係にもある通り)釣果は上がります。
また、風で水面が多少波打っていたり、小雨が水面を叩くくらいの方が活性がこれまた上がります。天気が晴れていないからと行って釣行を中止するのではなく、多少の小雨程度ならばチャンスと思って良いでしょう。
▼晴れた日
暖かいからといっても実は日中は良く釣れない。朝・夕マヅメの時が狙い目。
▼曇りの日
実は一番の狙い目で、気温がグッと下がってしまうと厳しいがそうでなければ1日中釣果が期待できる。
▼小雨の日
風が強くなく、気温がほどよくあれば、実は最も釣りに適したコンディション。
特に水が少し濁るくらいがベストで魚が良くエサを追ってくれる。